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あの時のままに

水の流れのようなものを描こうと思いました。

水の印象はというと、いちばん身近な異界。

中に入れるなら潤いとなるし、囲れたら生命を維持できない。

水の記憶はというと、近年の水にまつわる悲しい出来事。

水は生命の源ともなるし、時には命を脅かす。

 

この絵の女性も、物憂げな表情と、生命を感じさせる体温と、相反する2つのものを同時にもっている、そんな象徴のつもりで描きました。

 

「あの時のままに」

2022年 

F4サイズ 油絵 キャンバス 

田中黎嘉