『深淵に挑むシビュラたち』展に参加しました。
2021/12/17〜25 ギャラリー オル・テール
なにかの企画に「呼んでもらう」ということが初めてだったので、目にとめてくれたこと自体がとてもうれしい出来事でした。主宰の吉武祐一さんの審美眼にあふれる26名の作家によるグループ展。
出品しつつ、みなさんの作品を見つつ、この展示を表す言葉は「多様性」かしらと思いました。私は油絵ですが、日本画、デジタル、パステル、鉛筆、水彩、などなど素材も技法もさまざま、テーマもさまざま。作品が発する声を注意深く聴きとる、こちらが耳を澄まして聞こうとすると、作品がこたえてくれる。そんなやりとりを楽しめる展覧会でした。
私はどうやったら見てもらえるかから考えてしまうクセ(これは広告デザインをやっているのでその考え方が身に染みているので)があるのですが、そうではない小さな声を発する、でも繊細な作品群に心ひかれました。見栄えは目指すも見えになってはいけない(そのためには描画の精度をもっと上げるしかないのですが)。みなさんの作品がおしえてくれました。
すでに活躍されている作家さんも多くいて、そのような方とご一緒できたことが励みになりました。