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絵を描きながら考えていること

最近の絵のこと。

油絵を描いていて、陰影を重視した写実的な絵がいいのか、立体感はある程度省略して美容写真のようにフラットな見え方がいいのか、その狭間で悶々としています。

西洋画のように奥行きで描くか、形や色彩重視のフラット表現するか問題です。美容的な見知では骨格を強調する陰影表現よりもフラット照明のほうが日本人の顔にはあってる気がします。実際広告写真等でもあまり骨格は目立たせない方向が多いのはその方がきれいに見せられるということだろうと思っています。これにならいたいという考えです。

油絵という画材の特性もあり、お手本となるのは西洋画や古典画ですが、現状自分の絵はそちらにもどちらにも振り切れていません。

奥行きや立体感を感じさせつつ、不要な影は取りのぞく演出をする、という方向でいこうかなとぼんやりと考えています。それをやってみたのがこの2枚です。SMサイズの小作ですが平面的な見やすさと西洋的な立体感の中間、そこは出来たように思います。正解かどうかは分かりません。